化粧・整髪料が当日にNGな理由は、手術中にこれらの物質が精密機器や器具に付着してしまう恐れがあるためです。
手術の過程で化粧品や整髪料に含まれる化学物質がデリケートな目に入ってしまっては炎症の原因となり、目の病気にもなりかねません。
ましてやフラップを作成するために角膜をスライスしてしまうのですから、目に余計なものが入らないように細心の注意を払わなければなりません。
ちょっとだけなら、という甘い考えがとんでもない事故につながる可能性がありますので、しっかりと医師の指示に従うようにしましょう。
当日、髪の毛がボサボサで邪魔になるようなら、しっかりと束ねられるようにゴムやヘアピンの準備を忘れないようにします。
手術を終えた当日は、髪の毛を洗うことも、顔を洗うことも控えるように指示がでます。
これは、まだ不安定なフラップ部分に水が跳ねてしまい、フラップと角膜の間に細菌が繁殖してしまうことを避けるためです。
よって、化粧品や整髪料はその日のうちに落としたほうが良いとされているものが多いので、これらの使用は洗髪や洗顔ができない当日には避けたほうが良いわけですね。