角膜は直径約12ミリ、厚さ約0.5ミリほどの膜です。
レーシック手術で厚みを測定することからわかるように、個人によって角膜サイズにもばらつきがあります。
角膜があまりにも薄いと、目の内側からの圧力を支えることができずに円錐状に目が突起してくることがあるため、レーシック手術には角膜測定が欠かせません。
角膜は、目の外側を覆い外部からの刺激などから大切な目を守る役割だけでなく、光を屈折させて網膜上に焦点が合うように調節する役割も果たしています。
レーシック手術に興味があってすでに調べた方はもうご存知のはずですが、レーシック手術ではこの角膜部分にレーザー照射を行なって屈折度を変え、視力矯正を図ります。
この厚さ約0.5ミリの膜には、なんと5層にも及ぶ層が含まれていて、各層で大事な役割を担っています。
一番上の層の角膜上皮は再生能力があるため、フラップレスレーシックと呼ばれる、角膜の再生を待ってフラップが剥がれるのを防ぐ手術では頼りにされている部分です。
しかし、下層のほうでは再生能力が非常に低いため、外傷を負うと長い不便な生活を送ることもあるので気をつけたいところですね。