レーシック手術当日と翌日の検診が済むまでは、タバコを吸わないように注意されるでしょう。
これは煙が目にしみ刺激を与えてしまうからなんですね。
なぜ、タバコの煙は目にしみるんでしょうか?
これは、粘膜を刺激するアンモニアが入っているからなんですよ。
さらに副流煙には、他にカドミウム・鉛・青酸カリなど100種類以上の有害物質が含まれています。
安全を考え、クリニックによっては、手術後3、4日は禁煙するようにと厳しい所もあるんですよ。
また最近ではタバコの煙がドライアイの原因の1つという研究結果が出ています。
それでなくても、レーシック術後の目は乾燥しやすくなっているので、タバコの煙は厳禁ですよ。
もちろん、ご自身が吸わなければそれでいい訳ではありません。
分煙されていない飲食店やパチンコ店などは避けるようにしましょう。
しかし仕事中、上司や取引先の人など協力が得られないよう場合もあるでしょう。
そんな場合は、煙が目に入らない保護メガネで防御しましょう。
しっかりフィットしていないと隙間から煙が侵入してくるので、保護メガネ選びは慎重にしておきましょう。
そして、タバコはレーシック手術後の目に悪いだけではないんです。
暗い所で物を見る能力は年を取るごとに低下してしまいますが、喫煙しているとさらに見えにくくしてしまうんですよ。
進行すると失明の恐れもある黄斑変性症は、非喫煙者の2倍近くリスクが高くなります。
同じように1日1箱喫煙すれば白内障の発生リスクは3倍にもなるそうです。
他にもタバコ弱視・網膜塞栓症・緑内障など、タバコを吸うことによりかかりやすくなる眼病はたくさんあります。
せっかくレーシックを受けて視力が上がっても、眼病になりまた下がってしまってはもったいないですよね。
レーシック受ける受けないに関わらず、このまま喫煙を続けると眼病が増えるリスクは高くなる一方です。
また目のことだけでなく、健康的な体の為にもレーシックをきっかけに禁煙してみるのがおすすめですよ。
術後の経過の為だけでなく、今後もより目についての安心度が高くなるはずですよ。